発見する器

日常の考察、真実の追求、感性にピンと来たもの、好きな音楽。

影と罪

建物を作れば作るほど、物ができればできるほど、影は増えていく。 お金を稼ぐとは、影を増やすことであるとも言える。 どこかに光を当てた場合、その裏には影が創られる。出来た影に人間がいる場合、その人は暗く見える。 暗く見えたからと言って、悪い人な…

街からは出られない

私の名前は吉備田という。この街では珍しがられる名前だ。家族以外で同じ名字の人に出会ったことはない。曾おじいちゃんの代に、東北のほうから喜与町に移り住んだと両親に聞いた。 わざわざ私が自分の名前を言い、自分のルーツを紹介するのは、それがこれか…

優しさの必須要素は先に気づくことである。つまりスピードである。

道を歩いていたら、向かいから人が歩いてきた。どちらが譲るべきか。 そんな命題を考えていたら、タイトルの結論が浮かんだ。 優しさ=スピードである。 すなわちウサインボルトは優しい。 チーターも優しい。

tが流れている。

tが流れている。自分のいる場所からさらに先の方へ。後ろを振り返ると、tの流れは大きなうねりとなってだいぶ遠くの方まで道筋を作っている。ただしここでは遠さに意味はない。足を一歩踏み出せばtの流れが一気に急になり、はるか彼方まで移動できる。tを一…

正解を選ぶという堕落とイノベーション

ここにA、B、Cの3つの商品がある。あなたはどれを選ぶか? どれが値段が安いのか? 一番大きいのはどれか? 何の商品の話?それぞれの機能は? いずれも正解を選ぼうという行為である。だが、この問題に正解などあるはずもない。Aという文字が好きだからAを…

イノベーションを起こすには〜そこから導かれる僕達の地球

イノベーションを起こそうという機運がここ数年盛り上がっている。 破壊的イノベーションはそのアイデアの価値をほとんどの人が理解できない。だから生まれにくい。人間の認知を超えていると推測できる。 とすれば、アイデアの段階でそれが破壊的イノベーシ…

モテるにはどうしたらいいですか?

quoraで見かけた質問。かなり自信があるのでここで答えてみたい。私は解を知っている。 答えは、余裕を持つことである。 質問者はおそらく自信がなく余裕もないと思うので、余裕がある振りでよい。 金持ちはモテる→金持ちで余裕があるように見えるから、モテ…

30代半ばにして、人生がまだオープニング中に思う

ドラクエとかFFって、最初はオープニングがある。主人公が簡単なおつかい的なイベントを進めていって、チュートリアルを交えながら操作を覚えていき、 で、大体30分とか1時間とか、長いものだと数時間かかるものもあるけど、まあそれぐらいのタイミングで、…

ところてんがにゅるっと出てくるのを防ぐには、出口を塞ぐしかない

このことをわかっていない人が多すぎる。あるいは避けている人。 そばでやめろーやめろーと言っているだけなのは、傍観者と同じで何もしてない。 出口に手を差し出して、自分の手が汚れても物理的に塞がなきゃ。 指の隙間からはみ出てくるかもしれないけど。

星野源の「時よ」の仮面の女の子の本当の姿

星野源に「時よ」という曲がある。その中に、マスクを付けた女の子が出てくる。 この人は一体何者なのか。 ミステリアスな姿、軽やかな動き、純朴にも見える服装、艶かしいしぐさ。 完璧なのだが。

消費財による自己アピール自体がダサい時代

ちまたの若者を眺めていたら、まさにタイトルどおりのことを感じました。もうそういう時代に突入しつつあるんだなと。 「カッコいい商品」や「クールなアイテム」ってのは、死語というか、矛盾した言葉になってて、商品ぽいもの、売っているものは全てダサい…

道具がよければ続けられる 〜フロスの例〜

「継続は力なり」とは言うけれど、その続けるということが問題であって。 そんな人生を30年以上過ごしてきて、やっとわかってきたのは、道具とか装備がよければけっこう続けられるってこと。 例えば僕はデンタルフロスが大嫌いだったが、最近よくあるピック…

「ソリッドステートスカウター」とZoombie Nation「Kernkraft 400」

すごく似てると思うのだけど、どうかな。 いずれにせよいずれもすごい好き。

2年は聴いているBRIAN SHINSENKAIの「首飾りとアースガルド」

なんかハマって2年は聴いている。アーティストの名前もとても気になるのだけれど。なんか大阪と関係があるのだろうか。 歌詞の意味は全くわからない。ただ雰囲気で聴いていて、なぜか涙が出そうになる郷愁。 90年代初期から中期という感じのカスカスのサウン…

ノスタルジーを感じる良好GIFアニメに魅了

http://1041uuu.tumblr.com/ これ。すごくいい。 一見どこにでもありそうな日本の風景を、ここまで美しく描写できるのは、いったいどんな世界の捉え方をしているのだろう。 やっぱりドット絵って、単純な言葉では表現できない魅力がある。

死んだら ンム になる話

ある国では人が死ぬと、いったん「ンム」という存在になると言われている。そこで49日を過ごした後、すべてが消滅し、生ある者からは本当に届かない世界に行ってしまうと言われている。 ンムは魂そのものと言っていい。ンムに肉体はなく煙のように透き通った…

日本という会社

日本を会社と捉えた時にちょっと気づくのは複数の部署が同じ分野でたたかっていて、レッドオーシャンにみずからしているのではないかということだ。 その結果、商品やサービスの差異が生まれないから、24時間営業に代表されるガッツや根性で乗り切ろうとし、…

選挙を競馬予想のように考えてしまっている話

なんでこんなに選挙に興味を持てないのかなー? 投票してる人偉いなー。 そんなふうに思っていた。今回の選挙もそう。都知事選もそう。 で、考えたんだけど、自分は選挙を競馬のようにとらえてるなあって気づいた。つまり勝ち馬に乗りたいってこと。だから選…

日本語と英語の違いを少し知った

今さらながら、英語に取り組んでいる。学生のときは嫌々勉強していたものだが、こう必要性に迫られて自ら積極的に取り組んでみると、いくつか気づくこと、あるいはとても気になることがあった。 (ちなみに私は勉強しているものの、英語は全くできない。病気…

対立構造の罠と問題解決の究極の方法

ある高校で、文科系クラブが体育館を占有し練習ができないということで、体育会系クラブが結集して組合を作った。運動部がちゃんと練習できるように、せめて半分は運動部が場所を確保できるようにするためである。 それに対抗して文科系クラブも自分たちの場…

水曜日のカンパネラ『ジパング』の自分的お気に入りベスト3

水曜日のカンパネラから『ジパング』が出て2ヶ月が経った。その間俺はヘビーローテーションした。歌詞もある程度覚えたので、このタイミングで自分的にお気に入りのランキングを発表したいと思う。とりあえずベスト3。 ジパング アーティスト: 水曜日のカン…

SMAPの解散の話を書いたらアクセス数がすごい上がった

先日17日、噂の記者会見の前日に「SMAPの解散についての真相を考察」というタイトルで記事を書いたところ、アクセス数がいつもの10倍ぐらいになった。 時流に乗ったネタはやはり注目を集めるみたいだ。ということは次はベッキーなのか。 自分でネタを考える…

SMAPの解散についての真相を考察

キムタクが小早川とかいろんな意見があるが、実際はこんな感じじゃないかと推測してみる。 もともと数年前から解散に向けての雰囲気づくりをしていた。27時間テレビのドラマなど(普通ならそんなテーマのドラマはわざわざやらないはず) なので、去年の週刊…

県民総生産を平均所得で割ったら、現状の人口が割り出せた話。つまり発展の限界が見えた話

発端は、「県は移住を促進しているが、本当に定着するのだろうか?」と疑問に思ったことだった。 これを近くの人や県関係者に話すと、「その人次第だが、仕事がないわけではない。いろいろな手段で収入を確保している人もいる」という話に落ちてしまう。その…

【移住】大事なのは「場所」よりも「コミュニティ」なのではないかという説

移住について考えている。 移住したあとしばらく経つと、それが成功だったか、失敗だったかを考えるときがくる。その際に基準になるのは、「経済」でも「子育て」でも「個人の趣味」でもないのだと思う。ということに今日気づいた。 「コミュニティに所属し…

【雑誌の企画を考えてみた】新時代のクリエイターに向けた“デジタル雑誌”「デザイン×IT×スモール」

雑誌の企画を考えたみた。 雑誌と言っても、今は死後になりつつある“デジタル雑誌”だけど。 <企画概要> 街を歩く。ネットを見る。Facebookを眺める。 そうすると、気づく。 クリエイターらしき人たち… 何かを創造している人たち。 そういった人々を、アマ…

怪しいものを怪しくない風に見せるとビジネスになる

占いとかコンサルとか情報商材とか探偵業とかカウンセリングとか。 逆に怪しいままにしておいたほうがいいものも。 秘宝館とか。

絶対に売れるサービスのアイデア

部屋の中にさもそのインテリアが実在するかのように見せるホログラム技術 置かれたお金の合計金額を自動でレジに表示してくれる「センサー会計台」 採用プロセスから人を排除した人工知能採用サービス 人ではなく機械やコンピュータがやってくれるデジタル浮…

メディアの仕事と、「記事」という体裁の美しさについての所感

長くなったので、目次を設けておく。 これから、何で食っていくか メディア界というものの概況 経営視点からのメディア界の概況 記事という体裁の美しさ

おらが村のスタァ

友人でいつも飄々としている詫草カオルが、実はド田舎出身だということが発覚し、俺は愉悦の気持ちに浸った。彼が本気で隠していたその事実がなぜわかったかというと、彼が話す電話の内容を壁一枚隔てた廊下で盗み聞きしたからからだ。「かぁっちゃ、おら、…