イノベーションを起こそうという機運がここ数年盛り上がっている。
破壊的イノベーションはそのアイデアの価値をほとんどの人が理解できない。だから生まれにくい。人間の認知を超えていると推測できる。
とすれば、アイデアの段階でそれが破壊的イノベーションだと発見するには、実際それが起きた世界がどう変化するかをシミュレートするのが確実性がある。どの変数が繋がって世界を変えるかわからないので、そのシミュレーション環境は世界丸ごとコピーするのが望ましい。そうすれば、コピー環境で世界を変えた出来事が何かを計測し、現実世界でイノベーションを再現できる。さらにコピー環境は複数のイノベーションを同時検証するため極めて多く存在するほうが都合がよい。
と、ここまで考えて自然に導かれるのは、この地球、この世界はコピー環境の１つではないかということであり、既にそれが実現されてしまっていると考えたほうがより自然である。さらには、イノベーションのアイデア自体もコピー環境に生ませたほうがよい。そのほうが多くのイノベーションを観測できる。
