発見する器

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日本という会社

日本を会社と捉えた時にちょっと気づくのは複数の部署が同じ分野でたたかっていて、レッドオーシャンにみずからしているのではないかということだ。

 

その結果、商品やサービスの差異が生まれないから、24時間営業に代表されるガッツや根性で乗り切ろうとし、あるいは価格を下げる代わりに効率を上げようとするがそれは3人でやっていたことを2人でやるようなもので、結局ブラック化に向けて進んでいく。

 

これは1社として考えた時に、あまりにも杜撰な経営と言えるはずだ。

 

本来、カニバってるリソースをよりニーズのあるニッチな分野に振り分ければ社会の発展も期待できる。だがそれができない。

 

もしかしたらそれは、起業家精神を持った人間が少ないということかもしれない。チャレンジしたくない→安定した事業部へ集中→カニバる という流れだ。そう言えば大学のゼミ選びでも同じような傾向があった。人気のあるゼミはさらに人気が出て、人気のないゼミはさらに人が減るというような。部活でも同じ傾向があるのではないだろうか。

 

普通に考えると、人気のないゼミを志望すればその中で認められるのは早いし、推薦も取りやすいかもしれない。ゼミで何を研究したかなんて就活にはほぼ無関係なのだから、2年後に迎える就職のことを考えると、確実に不人気のゼミに行くことが正解だ。教授の人間性や就職斡旋率は考えないけど。

 

よくニッチな分野にいくとスキルがニッチ過ぎて他で活かせないというけど、すきるというのは個人営業×業務知識のようなものだから、どちらかは活かせるはず。