発見する器

日常の考察、真実の追求、感性にピンと来たもの、好きな音楽。

「明日は、雨らしい」という一言からわかる20のこと

  1. 今日は晴れ、もしくは曇りである。少なくとも雨ではない
  2. 誰かに話している最中である
  3. 相手は目上の人物ではない
  4. タメ口で話せる程度には親しい人物である
  5. 誰か、もしくは何らかのメディアから、事前に情報を入手している
  6. したがって、孤立していない人物が発している
  7. おそらく午後、夕方から夜である
  8. 降水確率は40%以上と推定できる
  9. 嵐や大雨ほどひどくはない
  10. 雨であることを強調している
  11. したがって、意識的か無意識かにかかわらず相手に何らかの行動を促している
  12. その行動を直接提案できないぐらいの関係性である
  13. 相手が明日は雨であることを知らない可能性があると思っている
  14. 前段となる会話はほとんどなかった
  15. 後続となる会話につながらないため、何らかの行動中である
  16. おそらく移動中である
  17. 移動中でない場合、とても静かな場面であると推定される
  18. 話者は子供ではない
  19. 男性である
  20. 屋外にいる、もしくは屋外を見ている

仕事の遅い人の特徴

https://twitter.com/slinky_dog_s11/status/1300426149693063168

 

こちらの記事によると、「仕事が上手じゃない人」=「取り掛かりが遅い人」=「仕事を30個ぐらいコレクションしている人」だそうだ。

読んでむしろ、単純に1つ1つの仕事のスピードが遅いだけではないのか?と感じた。

例えば、Aさんがショートカットとか使って5分で終わる仕事を、Bさんは10分かかる。こうした仕事が10個も20個も増えていけば、Aさんは100分で終わるところ、Bさんは200分かかってしまう。

もちろん仕事のスピードをそんな分単位で人と比べることはふだんないので、Bさんは自覚がないと思う。「早くはないけど、遅くはない」ぐらいか。そんなBさんからすると、仕事が山ほど降ってくる、仕事コレクターになるのは当たり前だろう、という感じだろう。

しかし上司からすると、Aさんと同じ量を振っているだけなのだが…となりそう。当然、Bさんを経由するプロジェクトなり仕事なりは進行が遅くなり、上司は「どうもBをアサインするとうまくいかないな。あいつは仕事がうまくない。妙に仕事を抱えているし。そう言えば、仕事を振ってもいつも別のことをやっていてすぐ取り掛からないな」と思ってしまうのかも。

 

そんな他人のショートカット技術とかデスクトップやフォルダのアイコンの並べ方とか、すごい細かな優先順位のつけ方とか、そういう細かな仕事技術をじっくり見て学べる機会は少ないので、Bさんがスピードアップするチャンスはなかなかないのかもしれない。特に新人という立場から離れると難しいだろう。

 

こういうことを考えると、1つの仕事って、だいたい数時間から数日ぐらいの期間を想定されている気がするが、本当は5分~10分ぐらいで考えないと能率は上がらないんだろうな、と思う。

 

少し話は飛ぶのだが、最近オンライン会議をしていて、そういう「分単位で能率の悪い人」を見ることが増えた。画面共有したときに、「この人、パワポで全画面表示のアイコンがわからなくていちいちメニューから開いてるな」「Alt+tab使わずに切り替えてるから、変なところクリックして余計な時間がかかる」「議事録の打ち込み見ているとタイプミスがとても多い」「人の話を少しずつ誤解してて、議事録の内容が曖昧」とか。

やはりそういう人は、「仕事が上手じゃない人」という評判だったりする。

 

そういうわけで、「仕事を上手にする」には、まずはOAスキルをちゃんと身に付けることが一番なのだと思う(事務系職種なら)。日常的に使う道具をスピーディーに扱えることが仕事を上手にする近道なのではないか。

 

顔面には射程距離がある

昔からうすうすと思っていたことなのだが、顔面には射程距離のようなものが存在すると考えている。

「あのこ、可愛いよな」って友達がよく言っているから遠目に眺めてみて、でも「こっから見てたらそうでもないな」と思ってしまって、でも飲み会で近くに座ったら「やっぱりめちゃくちゃ可愛い!」とか、「あの交差点の向こう側にいる人、すごい美人…」と思っていてすれ違ったら「なんか違う」ってこととか、よく不思議に思っていました。

感覚的には、近距離、中距離、遠距離向きの3パターンの顔が存在していると思う。近距離は隣に座るとか2メートル以内ぐらいのレベル。遠距離は10~20メートルぐらい。講演とかセミナーで映える感じ。中距離はその中間。

近距離は面接とか飲み会とかでよく見える。

中距離はオフィス内でよく見える。隣の島とか。

遠距離は向かいの通りとかにいるとよく見える。

別に女性だけではなく、男性もある。遠くから見たらすごくかっこいいが、近くで見たら妙に彫りが深すぎて違和感…とか。

何が言いたいかというと、一目見ただけで美人とか普通とか不細工とか決めつけないこと。少なくとも飲み会やオフィス内やランチ時に向かいの通りで眺めるとか、そういういろんな位置から確認してから考えても遅くはない。

フィードバック文化の本当の効果

出版では「校正」という名のフィードバック文化がある。規模の小さな編集部では専門の校正スタッフがおらず、編集者が回し読みして「赤入れ」をすることがある。疑問だけでなく指示も入っているのがポイントだ。指摘は細かいポイントのみに絞られることが多い。

一方、webでは本当に校正だけというレベルで、ソースレビューというものはあるけれど、「チーム全員が責任を持って、具体的な改善指示を赤入れする」という場面にお目にかかったことは少ない。

このチーム内フィードバックによって、誰々さんはやはりスキルがあるとか、自分は赤が多くまだまだだとか、そういうことがわかる。関係性が作られる。

そういったものが意外と大事だったんだなと最近よく思う。